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DNS Plusは、全世界のユーザーが高速かつ安定的に接続できるDNSです。どの地域からでも、いつも快適に名前解決が行えるよう、エニーキャストネットワークをサポートしています。別のDNSソリューションやサーバーなしで、ウェブコンソールからすぐにゾーン編集が行えます。

主な機能

  • DNS

    • ネームサーバーを別途用意しなくても、ウェブコンソールでDNSゾーンの追加、レコードの編集が行えます。
    • エニーキャストネットワークをサポートし、国内だけでなく、海外でも高速にサービスを提供します。
    • 大規模のDNSクエリを受け取れるように設計されているため、クエリの大量処理やDNSを対象にしたDDoS攻撃への耐性があります。

      [参考] DNSサービスを利用するためのドメイン購入 DNSサービスの使用を開始するには、まずドメインが必要です。DNSサービスでは、新しいドメイン名を購入することはできず、ドメイン登録機関でドメインを購入する必要があります。 (ドメイン名登録方法の詳細は、韓国インターネット振興院ドメイン名登録を参照してください。)

  • GSLB

    • DNS Plus GSLB(Global Server Load Balancing)は、DNSサービス基盤で、エンドポイントに安定的にトラフィックをロードバランシングするサービスです。
    • 多様なルーティングルールを提供します。
    ルーティングルール 説明 詳細内容
    FAILOVER GSLBドメインに接続されたPoolのうち、使用可能なPoolを優先順位でルーティングします。
    RANDOM GSLBドメインに接続されたPoolのうち、使用可能なPoolをランダムにルーティングします。
    GEOLOCATION 設定された地域のトラフィックを該当の接続されたPoolにルーティングします。
    地域設定がない場合、優先順位でルーティングします。
    <設定可能な地域>
    - Western North America
    - Eastern Nort America
    - Western Europe
    - Eastern Europe
    - Northern South America
    - Southern South America
    - Oceania
    - Middle East
    - Northern Africa
    - Southern Africa
    - India
    - Southeast Asia
    - Northeast Asia
    • Poolによるエンドポイントグルーピング

      • Poolを利用して特定目的に応じてエンドポイントをグルーピングできます。
      • Pool内に含まれたエンドポイントごとに重みを設定できます。
    • 多様なエンドポイントヘルスチェック機能をサポート

      • HTTP/HTTPS/TCPを利用してPoolに含まれたエンドポイントのヘルスチェックを行うことにより、安定的なサービスをサポートします。
      • HTTPヘルスチェックの場合、ポート、パス、予想ステータスコード、予想レスポンス本文を設定できます。
      • HTTPSヘルスチェックの場合、証明書の有効性、ポート、パス、予想ステータスコード、予想レスポンス本文を設定できます。

こんな方におすすめ

  • DNS

    • グローバルに展開するサービスのアプリケーションを開発している
    • ネームサーバーの管理およびメンテナンスの負担を軽減したい
  • GSLB

    • トラフィックのロードバランシングにより、サービスを安定的に運用したい
    • 世界展開するサービスに向け、サイトトラフィックのロードバランシングをしたい
    • ロードバランシングを利用しDR(Disaster Recovery)対策を備えたい

サービス用語

用語 説明
ドメイン ネットワークでコンピュータを識別するインターネット上の住所を人が認識しやすく表記したものです。
DNS Zone ドメインとサブドメインのトラフィックの経路情報を、ドメイン名ごとに定義する設定の大枠を、DNS Zone (ゾーン)と呼びます。ゾーンの中にそのドメインに対する経路情報(レコードセット)を加筆します。
レコードセット DNS Zone内で指定される実際の定義内容で、レコードセットによりドメインのトラフィック、インターネット上の住所の経路が指定されます。
レコードセットタイプ DNS Zoneでレコードセットを指定する際に、定められている経路指定のための記述方式です。IPアドレスを直接指定するための記述や(A)、メール転送エージェントのホスト名をマッピングするための記述などがあります(MX)。
レコード値 ホストのトラフィックをルーティングする方法を記述したもので、レコードセットタイプ(リソースタイプ)に応じて入力書式が決められています。特定レコードセットタイプを除き1つ以上登録できます。
GSLBドメイン Global Server Load Balancingドメインの略で、DNS Plusで作成したサービスドメイン(レコードセット)にCNAMEマッピングして使用することができるドメインです。
Pool エンドポイントをグルーピングする要素で、ルーティングルールが適用される最小単位です。Pool内に含まれたエンドポイントは重みに応じてロードバランシングされます。
エンドポイント 実際のトラフィックを処理するサーバーのことです。エンドポイントはIPおよびドメイン形式で使用可能です。
ヘルスチェック 設定した値に応じてPool内に属すエンドポイントのアクセシビリティを確認する要素です。

DNSの概念

DNS(domain name system)は、コンピュータネットワークでホスト名(例えば、www.example.com)とIPアドレス(例えば、192.168.1.1.1)間のマッピングを担当するシステムです。

DNSの基本的な動作原理は次のとおりです。 1. ドメイン名入力:ユーザーはWebブラウザにドメイン名(例:www.example.com)を入力します。 2. DNSクエリ:ユーザーのコンピュータは、入力されたドメイン名を解決するためにDNSサーバーにクエリを送信します。 3. DNSサーバー検索:ユーザーのコンピュータは、一般的にISP(インターネットサービスプロバイダ)に属するDNSサーバーに問い合わせを送信します。もしこのDNSサーバーがドメイン名とマッピングされたIPアドレスを知っている場合、そのIPアドレスを返します。 そうでない場合、より上位レベルのDNSサーバーに再度問い合わせを送ってIPアドレスを探します。 4. レスポンス伝達:DNSサーバーは、見つけたIPアドレスをユーザーのコンピュータに転送します。 5. Webサーバー接続:ユーザーのコンピュータは、検索したIPアドレスを使用してそのドメインのWebサーバーに接続します。

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